ベビーマッサージはどうやったらいいの? アロマで乳幼児に気をつけるべきことは?
ベビーマッサージで赤ちゃんとふれあおう
赤ちゃんに対して「ベビーマッサージ」を行なうことがあります。
ベビーマッサージには2つの大きなメリットがあり、大変おすすめです。ひとつは赤ちゃんのかさついたお肌に潤いを与えてくれること。もうひとつは、手で優しくふれてあげることによって安心感を与え、スキンシップをはかることができることです。にこにこ笑いながら、そして優しく話しかけながら行なうと良いでしょう。
このときに使用するオイルですが、原則としてエッセンシャルオイル(精油)は使用せず、スイートアーモンドオイル、ホホバオイル、グレープシードオイルなどのキャリアオイル(植物油)のみで行います。乳幼児は一般的に抵抗力が弱く、体重も少ないため、精油の影響を受けやすいと考えられています。精油を使うのはお部屋での芳香浴のみとし、マッサージの際にはキャリアオイルのみを利用すると良いでしょう。
キャリアオイルとしては、軽い使用感のホホバオイルがおすすめです。おしりのおむつかぶれなどがある部分にはスイートアーモンドオイルが向いています。
また、3歳以上のお子様にマッサージを行なう場合も、ブレンドする精油の量は極力少なくするようにします。大人の量の半分以下を目安にすると良いでしょう。
アロマは赤ちゃんにも効果があるの?
赤ちゃんも香りでリラックスするのでしょうか?
これに関しては大人と同じように個人差が大きいと思いますが、「ラベンダーの香りで赤ちゃんの寝付きが良くなった!」というお声もよく聞きますので、寝付きが悪い夜などはお試し頂くとよろしいかもしれません。
ティッシュに1~2滴染みこませるだけでもフワッと香ります。香りは弱めが基本。熱くなるような器具はやけどの可能性があるため避けてください。ラベンダーやカモミール・ローマン、マンダリン、オレンジなどがおすすめです。
ただ、やみくもにアロマに頼るのは、あまりおすすめ出来ません。赤ちゃんがもっともリラックスするのは、ギュッと抱きしめてくれる大好きな「母親の香り」。それを大切にしてください。

寝付きがよくなったという人も意外と多い?
一番重要なのは誤飲を避けること
乳幼児でもっとも注意しないといけないのは、誤飲の危険性です。精油の小瓶は、絶対に手の届かないところに保管してください。
誤飲事故がもっとも多いのは2歳児くらいです。このくらいになると活発に動きまわりますし、キャップを空けるくらいは出来てしまいます。ドロッパーがついている精油がほとんどですので、ゴクゴク飲むことは通常は考えにくいですが、舐めたり、あるいは目に入れてしまうことがあるかもしれません。思わぬ事故を防ぐためにも、精油の保管には十分お気をつけ下さい。