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| タイトル: |
シングルス |
| 原題: |
Singles |
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(1992年、米) |
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| 監督: |
キャメロン・クロウ |
| 出演: |
ブリジット・フォンダ、キャンベル・スコット、マット・ディロン、キーラ・セジウィック 他 |
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先日、サラリーマン時代の先輩と数年ぶりに電話で話をしていたとき、ちょ
っと意外な言葉を耳にしました。
「お前の同期、一人をのぞいて全員結婚したらしいぞ」
まあ、確かに三十路も過ぎて、みんな適齢期にあるのは間違いないのですが、
同期は確か40人はいたはずだし、ほぼ全員というのは、ちと早いような気も
します。独身の30男といえば、仕事もそこそこ任され、お金にも少し余裕が
できて、もっとシングルライフを満喫してるやつがいてもいいはず。
やっぱり、人恋しいんでしょうかね。
そんなわけで、ふと思い出したのが、この『シングルス』。独身者専用のア
パートを舞台に繰り広げられる、小粋でちょっぴり笑えるラブストーリーです。
彼女と別れたばかりのスティーブが、これまたひどい失恋をしたばかりのリ
ンダとディスコで出会う。そんな二人の恋愛ドラマを軸に、アパートの住人た
ちの実に様々な恋愛模様を群像ドラマ的に描いていく。
一貫しているのは、やっぱり人は恋をするんだよねっていうこと。仕事に生
きるだの、趣味に生きるだの、凡人にはしょせん無理な話。男だろうが、女だ
ろうが、大学生だろうが、売れないミュージシャンだろうが、結局のところ、
人は人を求めるのです。理屈じゃないんです。
独身の方は、今の自分と照らし合わせながら、そして既婚の方は、昔の自分
を思い出しながら楽しめる映画です。
題材にしているのは、どこにでもありそうな、等身大の男女の恋物語。それ
が、キャメロン・クロウ監督の手にかかると、こんなにもおしゃれな作品に仕
上がってしまうのだから不思議なもの。
ガレージのリモコン、電話、パントマイマーの戯れ言、ノックの音、くしゃ
み、イヤリング・・・、そんなさりげないものの数々が、微妙な伏線となって
生きてくる。なんとも粋な映画です。
ちなみに、ユーモアのセンスもバツグン。特に、アパートの住人の一人、女
性のデビーが、ビデオデート(自己紹介をビデオに撮って交換する恋人紹介シ
ステムみたいなものね)用にとった紹介ビデオは爆笑モノ。一見の価値ありで
すよ。
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| Text by じょん |
2003/4/5 メールマガジン掲載 |
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