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| タイトル: |
スライディング・ドア |
| 原題: |
Sliding Doors |
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(1997年、英・米) |
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| 監督: |
ピーター・ホーウィット |
| 出演: |
グウィネス・パルトロウ、ジョン・ハンナ、ジョン・リンチ、ジーン・トリプルホーン 他 |
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「あの時こうしとけば良かったのになあ・・・」
人生の中で幾度となく頭をよぎる、このフレーズ。例えば恋愛関係なら、ど
んなときに浮かんでくるでしょうか?
肝心な一言が言い出せなかったばかりにいい友達で終わってしまったり、う
っかり口走った一言で相手を傷つけたり・・・。
なんだか、ちょっと思い出しただけで、胸が苦しくなってきた。
人生やり直しがきかないからこそ、日ごろから悔いのないような生き方をす
ることが大切。恋愛に限らず、前向きに努力をすれば、それなりの結果は得ら
れるものです。
とはいえ、人生には、自分の力ではどうにもならないような「偶然」の力が
働くのも、また事実。こればかりは、いくらあがいてもどうにもなりません。
たった一つの偶然が、恋愛や人生にどう影響していくのか。「スライディン
グ・ドア」は、そんなところにスポットをあてた映画です。
主人公ヘレンの目の前で無情にも閉まる地下鉄のドア。この瞬間から彼女の
人生は二つに分かれ、映画は二つのストーリーを同時に追っていきます。
地下鉄に間に合った彼女は、帰宅して恋人の浮気現場に出くわし、破局が決
定的に。一方、地下鉄に間に合わなかった彼女は、浮気現場にこそ遭遇しなか
ったものの、彼に疑いの目を向けるようになってしまう。
面白いのは、どちらかが幸せで、どちらかが不幸、という単純な図式ではな
いんですね。それぞれの人生に山や谷がある。同時進行する両方の人生を見比
べて、「一体、どっちが幸せなんだろう」なんて考えているうちに、自然と映
画に引き込まれてしまうのです。この脚本と編集はお見事。
後半、ある事件をきっかけに一つの人生に終止符がうたれたとき、ちょっぴ
りやるせない気持ちになるのですが、この映画は最後にちょっと粋なはからい
をみせてくれます。幸せを予感させるこの終わり方、わたしは好きです。
幸せと不幸はいつも隣り合わせ。つらいことがたくさん起こったあとは、い
いことがあると信じたい。「最近、あんまりいいことなくてね・・・」とボヤ
いている方に観て欲しい映画です。
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| Text by じょん |
2002/12/14 メールマガジン掲載 |
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