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| ヒュー・グラントの代表作となるか? |
| 「アバウト・ア・ボーイ」 |
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| タイトル: |
アバウト・ア・ボーイ |
| 原題: |
About A Boy |
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(2002年、米) |
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| 監督: |
ポール・ウェイツ、クリス・ウェイツ |
| 出演: |
ヒュー・グラント、トニ・コレット、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト 他 |
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「プリジット・ジョーンズの日記」男性版。
「アバウト・ア・ボーイ」を説明するには、やっぱりこのコピーが一番手っ
取り早いかもしれない。30男の身勝手なホンネを赤裸々に描いた、ハートフ
ル・コメディ。「ブリジット・ジョーンズの日記」大好きな私としては、観な
いわけにはいかない! というわけで、一足お先に観てきました。
ロンドンに住む38歳の独身男ウィル(ヒュー・グラント)はクリスマス・
ソングの一発ヒットを放った親の遺産で暮らしている。高級車を乗り回し、美
容室でグルーミングに励み、ビリヤードやクイズ番組を楽しむお気楽な毎日。
後腐れのないシングル・マザーを相手に、今日もナンパに精を出す。うーむ、
ヒュー・グラント、ハマりすぎ。こういう役をやらせたら、誰も彼にはかない
ません。
「子供もいない退屈な人生?」
「理想だね」
こう言い切る彼には、面倒を見なければならない家族も、責任がついてまわ
る仕事もない。優雅でお気楽。毎日が日曜日。だが、そんな彼の生活も、12
歳の少年マーカスとの出会いによって、徐々にかき乱されていく――。
この映画の見所は、中身のないグータラ男が、人生の意味や喜びを発見して
いくところ。それをヒュー・グラントの飄々としたキャラクターと笑いで軽快
に描いていきます。
なんといっても男のホンネとタテマエのギャップが笑えるわけですが、それ
以外にもコテコテの笑いをさりげなく取り入れているのがいい。
「ボク、カモを殺しちゃったかもしれない!」というマーカス少年の悲壮な
言葉に、池に行ってみると、カモがさかさまにひっくり返ってプカーッと浮か
んでいたりする。場内爆笑。
ただ、コメディタッチに隠れているものの、登場人物の人生は意外と悲しい。
特にマーカス少年は、母子家庭で苦労が多い上に、学校ではイジメられ、家で
はうつ病の母親が朝から理由もなくシクシク泣いていて、挙句に自殺未遂まで
する始末。ほとんど悲劇。
悩み多き少年と、ノーテンキな30代独身男。ホンネとタテマエでぶつかり
ながら互いに友情を深め、そして成長していく。単なるコメディとして終わら
せることなく、孤独や愛情、そして家族といった深いテーマにまでつっこんで
いく――。いい映画です。
人間、一人じゃ生きられない。やっぱり支えが必要なんですよね。
観終わった後、なんだか恋人と手をつないで歩きたくなる、そんな素敵な映
画です。カップルには特におすすめですよ。
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| Text by じょん |
2002/7/26 メールマガジン掲載 |
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