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| タイトル: |
フェノミナン |
| 原題: |
Phenomenon |
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(1996年、米) |
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| 監督: |
ジョン・タートルトーブ |
| 出演: |
ジョン・トラボルタ、キーラ・セジウィック、ロバート・デュバル、フォレスト・ウィティカー他 |
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自動車整備工として田舎町で平凡に暮らす独身男のジョージ(ジョン・トラ
ボルタ)。37歳の誕生日の夜、空からやってきた不思議な光を目撃した瞬間
から、彼は驚くほどの「能力」を発揮しはじめる――。
こんな形で始まるこの映画、安っぽいSF超能力映画などと勘違いしてはい
けません。超能力など、この映画では大した意味をもたないのです。
これは、生きることの素晴らしさを教えてくれる映画。拭っても拭っても拭
いきれないほどの涙を流させてくれる、愛と優しさに溢れた映画なのです。
光を目にしたその日から、ジョージにはある異変が訪れる。彼の頭は異常な
ほどに知識を求め、そして、彼の頭からは溢れんばかりのアイデアが湧き出て
くる。一晩に数冊もの本を読破し、20分でポルトガル語をマスターし、軍の
暗号を難なく解読する彼。しかし、地震を予知し、手をふれないでペンを動か
す彼に、友人たちは困惑し、怖れ、そして次第に彼を遠ざけていくのです。
しかし、そんな能力にもかかわらず、彼は自分の生き方を変えようとはしな
い。今まで通り平凡に生きることを望み、思いやりをもって人に接しようとす
る。周囲から孤立し、孤独に苛まれる彼を癒してくれるのは、彼が想いを寄せ
ていた女性、レイス(キーラ・セジウィック)。彼女は、彼の変わらぬ愛情に
やがて心を開きはじめるのです。
後半、彼の「能力」の正体が分かり、彼の余命が幾ばくもないことが分かる
と、もう私の涙は止まらない。死を宣告されてなお彼女を思いやるジョージの
優しさに涙し、彼を想うレイスの深い愛情に涙する。
どんな死を迎えるかということを描きながら、この映画は生きることの素晴
らしさを説いているのです。映画を観た後、暗くならず、むしろ爽やかな気分
になれるのは、ここに理由があるのでしょう。
ジョージの38回目の誕生日、いつもの酒場に集まって談笑する仲間達。平
凡ながらも、それぞれの人生を生きている彼らの顔には、笑顔が溢れています。
バックに流れるエリック・クラプトンの名曲「Change
the World」の心に沁み
ること! かくして、この曲は酔っ払ったときの私のカラオケのレパートリー
に加わったのでした。
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| Text by じょん |
2002/3/16 メールマガジン掲載 |
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