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最近、映画関係のサイトをよくのぞいていますが、掲示板などの書き込みを
見るとガッカリすることがよくあります。映画の感動や喜びを伝えたいという
大多数の人にまじって、映画をボロくそにけなす人がなんとまあ多いことか。
呆れるのを通り越して、ちょっと悲しくなってしまいます。
もちろん映画の見方は人それぞれなので、色々な意見があっていいと思うし、
むしろその方が自然だと思う。ただ、そんなレベルを通り越して、人格を疑う
ような書き込みがあるのも事実。映画の感動もどこかに吹っ飛んでしまいます。
これが音楽の世界だと、あんまりそういうことがない。色んなアーティスト
がいて、色んなジャンルがあって、そして自分の好きなものを聴けばいいじゃ
ないかという空気がある。クラシックに興味のない人はクラシックを聴かなけ
ればそれで済むわけで、「モーツァルトはクソだ」と怒り出す人もいなければ、
「ベートーベンはピアノの使い方が分かっちゃいない」などと講釈をたれる人
もいない。
ところが、こと映画になると、とたんに事情が変わってしまう。闘争心をむ
き出しにして、「この監督はダメだ」とか「脇役の描き方がなっちゃいない」
などといって、難癖をつけはじめる。ご丁寧に長い長い解説までつけて、論理
的にケチをつける人もいる。そういう文章を目にすると、またかと思ってしま
う。
思うに、映画の感想なんて、それを観たときの年齢や立場、はたまた気分に
よっても全く変わってしまうものなんですよね。社会に出て初めて気付くこと
もあれば、結婚して子供が生まれて初めて気付くこともある。だから、「あま
り面白くなかった=映画が悪い」というのは、私に言わせればあまりにもナン
センスで、そんなに簡単に映画の可能性を潰してしまうのはもったいない。数
年後に観たらその映画の良さが分かったなんてこと、誰でも1度は経験するは
ずです。
まあそれはともかくとして、掲示板などに否定的な意見を書くときは、他の
人に失礼にならないよう、表現には多少の気は遣ってほしいものです。その映
画を心から愛している人だってきっといるわけですからね。
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| Text by じょん |
2002/7/12 メールマガジン掲載 |
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