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オーストラリアで仕事していた時のこと。おいしいものを食べ歩くのが好き
だった私は、タイ料理屋などにもよく足を運んでいたのですが、何軒もタイレ
ストランを食べ歩くうちに不思議な事実に気が付きました。
「・・・どこに行ってもゲイがおる」
そう、ゲイ大国オーストラリアにあって、タイ人ウェイターのゲイ率(?)
は尋常ではない。ウェイターというよりウェイトレス・・・でしょうか。もち
ろん、みんなニコヤカでフレンドリーなので、全然嫌な感じはしないんですが、
それにしてもビックリでした。
そんなこともあって、「タイってゲイに寛容な国なんだろうなあ」と勝手に
想像していた私ですが、映画「アタック・ナンバーハーフ」(00年)を観る
と、案外そうでもなさそうです。
「アタック・ナンバーハーフ」は、ゲイのバレーボールチームが国体で大活
躍するタイ映画。なんと実話です。タイでは記録的なヒットとなった映画です
が、これを観ると案外ゲイは現地で迫害されているんですよね。どこの国も事
情は同じということでしょうか。
ただ、そこはやっぱりゲイの皆さん、持ち前の明るさとパワーで数々の困難
をクリアしてしまう。ポリシーを持った人間は強いのです。欧米の洗練された
(?)ゲイに比べると、どことなくイモくさい(失礼!)タイのゲイの皆さん
ですが、観ているうちになんとなくかわいく思えてきてしまうから不思議。ゲ
イというより「オカマちゃん」という呼び方が一番ハマッています。
この映画で一つ面白いのはエンディング。映画のもとになった「本物」のバ
レーボールチームの実際の映像が差し込まれています。これまでドラマ仕立て
で面白おかしく描かれてきた映画が、一気にリアリティを増す瞬間。スゴイで
す。
オカマちゃん達のあの仕草、あの動き・・・、誇張されていたわけではなか
ったんですねえ。
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| Text by じょん |
2002/6/27 メールマガジン掲載 |
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