|
 |
| 映画まるかじり! |
| 〜映画に出てくる食べもの飲みものにチャレンジします!〜 |
| メニューその1 「光の旅人/K−PAX」のバナナ |
|
 |
 |
|
ただ映画を観ているだけでは飽き足らない。映画の世界を実際に体験してみ
たい、味わってみたい、できることなら骨までしゃぶってみたい、というアナ
タのための新企画「映画まるかじり!」。今週から不定期連載としてスタート
でっす。ヨロシク。
さて、今回チャレンジするのは4月公開の新作「光の旅人/K―PAX」
(イアン・ソフトリー監督)。主人公は自称・異星人(?)の謎めいた男(ケ
ビン・スペイシー)。地球の食べ物は初めて、ということなのか、バナナを皮
ごとムシャムシャ食べてしまう。
オレも異星人気分を味わってみたい。よし、やるぞ!
フガフガと鼻息荒くバナナを1本、ポキリと房からもぎとったまではよかっ
たが、なかなかそのまま喰らいつく決心がつかない。長年の習慣の力は強い。
「バナナはこうやって皮をむいて食べるのよ」。田舎の母もそう言っていた。
手の中でバナナをひねくりまわすばかりのオレ。チキン。
そんなこんなで3分が経過。いつまでも迷っていてはイカン。決断の時はき
た。ニイタカヤマノボレ。アタマの中にインディ・ジョーンズのテーマが響き
渡る。
ガブリ。バナナのちょうど真ん中あたりにかみついた。上下の部分はちょっ
と皮が硬そうだからね。意外と冷静だな、オレって。
バナナの皮は繊維質でゴリゴリなんじゃないかと思っていたのだが、実際は
そうでもない。意外と適度な歯ごたえである。皮の味にはかすかにエグみがあ
るが、実の部分の甘さに打ち消されてあまり気にはならない。
シャリ、シャリ、シャリ。実のねっとりした食感とのコントラストが気持ち
いい。まあまあイケるじゃん! 新たな発見である。皮をむいたバナナはお上
品だが貧弱な坊やって感じだけれど、皮ごとバナナはワイルドなオトナの男。
野趣あふれる味だ。だんだんと類人猿気分になってくる。ウホウホ。
しかし、真ん中から上下に食い進んでいくと、次第に皮が硬くなり、シブみ
も強くなる。さすがの私も上下それぞれ2センチほど皮を残してしまった。と
はいえ、バナナの新たな顔を知ることができた私は、どこか晴れ晴れとしてサ
ワヤカな気分だった。母ちゃん、オレ、やったよ!
しかし。その後はたっぷりまる一日、胃が重かった(笑)。よい子はマネす
んなよ。
・・というわけで今回は、★★☆☆☆(星2つ)。じゃあ、またな。
|
|
 |
| Text by 輝 |
2002/4/26 メールマガジン掲載 |
|
 |
|
|