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| シネマ雑感 |
| 「名は体を表わす、とは言うけれど・・」 |
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話題を呼んだCGアニメ「シュレック」のロードショー公開もそろそろおし
まい。米本国では大ヒットだったらしく、2004年には続編も公開されるん
だそうだ。でも、脚本はまだ全然できあがっていないんだって。
第1作のラストでめでたく結ばれた怪物・シュレックとフィオナ姫の息子が
パート2で大あばれ――なんて話がいかにもありそうだけど、おとぎ話を徹底
的におちょくったこのシリーズのこと、シュレックとフィオナ姫が離婚して
・・・なんて展開ももしかしたらありうるかもしれない。
さて、シュレックの相棒と言えば、人間の言葉を話せるロバ・ドンキーであ
る。エディ・マーフィが声をやってるだけあって、とにかくよくしゃべる。
このドンキーって名前、よーく考えると(英語がわかる人は考えなくてもわ
かると思うけど)、英語でロバ(=Donkey)って意味なんだよね。
・・そのまんまじゃん! ペットの犬に「イヌ」って名前をつけて「イヌ!
お手!」なんて言ってるようなもんだ。こんなにヤル気のない名前も珍しい。
そう言えば、ドンキーの初登場シーンは、飼い主の因業そうなバアさんがわ
ずかな賞金目当てで彼を役人に引き渡そうとする場面であった。おそらく「ド
ンキー」と投げやりな名前をつけたのはこの老婆だろう。
ドンキーがいかに愛情のない環境で育ってきたかがこの名前からも察せられ
る。思わずナミダがこぼれてしまいそうだ。
これにひきかえ、最近の子どもの名前を見てみると、両親の愛情と期待があ
ふれんばかりでちょっとコワいくらいである。
拓哉とか奈々子とか、人気タレントの名前が流行るのはまあ理解できる。で
も、以前雑誌で見かけたんだけど、路追人(ろおど)、世絵羅(せえら)、礼
加(れたす!)なんて名前の子が実際にいるんだそうだ。周りと違う、特別な
人間になってほしい、そんな親の愛情。子どものほうからすると、ちょっと息
苦しいんじゃないのかなあ。
ドンキーにならって「鈴木人間」とか「佐藤女」なんてのはさすがにちょっ
とヒドいと思うけどさ。
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| Text by 輝 |
2002/2/1 メールマガジン掲載 |
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