アロマテラピー専門店【夢香房】 -- ホームページ ご注文Q&A カートの中身を確認する --
--


アロマオイル(精油)アロマポットアロマランプなど、アロマテラピーのことなら夢香房へ!



藍色夏恋



タイトル: 藍色夏恋
原題: 藍色大門 Blue Gate Crossing
(2002年、台湾・フランス)

監督: イー・ツーイェン
出演: チェン・ボーリン、グイ・ルンメイ、リィエン・シュウホゥイ 他




レビュー&コメント

 台湾の青春映画である。
 主人公のモン・クーロウは高校生。男の子みたいな短髪の女の子だ。親友の
ユエチャンがあこがれている男の子、チャン・シーハオといつのまにやら<友
だち以上恋人未満>的関係になってしまい、あれこれと思いなやむ。

 台湾の高校生活は一見、日本とさほど変わらないように見える。
 北京語のセリフがなければ、学校の建物も、制服も、自転車通学の風景も、
「日本です」で通用してしまいそうだ。しかし、どこかがビミョーに違う。

 主人公のモン・クーロウとユエチャンは携帯電話で連絡を取り合っているの
だが、彼らの世界にはエンコーだの、出会い系サイトだのは全く存在していな
いかのようだ。制服や髪型もどこがどうとは言えないが、何となく昔っぽいテ
イストが漂う。

 高校の校庭に三々五々たむろしていた生徒たちが、一斉に直立不動になり、
一定の方向を向いてじっとしている奇妙なシーンが何度かあった。

 気になって、後で調べたところによると、台湾の学校では、放送で国歌を流
している間は、直立不動でいなければならない決まりらしい。そうとわかって
しまえば何ということもないのだが、知らずに観ていると何だか奇妙なパラレ
ルワールドに迷い込んだような気持ちになってくる。日本にそっくりなのに、
ビミョーにズレた異世界、といった感じだ。

 そのなかで展開される恋愛模様は、まさに青春映画の定石通り。しかし、パ
ラレルワールド=台湾が舞台だと、これが不思議と手アカのついた感じがしな
いのである。
 日本が舞台だったら、「もっと現代的な問題(登校拒否とか、イジメによる
自殺とか、親のリストラとか)を盛り込んでくれないと」なんて思ってしまい
そうだが、台湾の話だと思うと素直に観れてしまう。

 自転車通学の信号待ちで、ふと見交わす目と目。こっそりしのびこんだ夜の
プール。初めてのデートで訪れた浜辺。「ねえ、わたしとキスしてみたい?」
というささやき。エトセトラ、エトセトラ・・・。
 ついつい「そうそう、こんなことあったよなあ」と言いたくなってしまうが、
思い返してみると、私の青春はこういうキラキラした思い出とは無縁であった。
トホホ(涙)。



--
  Text by 輝 2003/10/18  メールマガジン掲載
--




  COPYRIGHT(C)YUMEKOBO 無断複製・転載を禁ず アロマテラピーのことなら夢香房へ