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プリティ・リーグ




タイトル: プリティ・リーグ
原題: A League of Their Own
(1992年、米)

監督: ペニー・マーシャル
出演: ジーナ・デイビス、マドンナ、ロリ・ペティ、ロージー・オドネル、トム・ハンクス 他





 第二次世界大戦中のアメリカでは、大リーグ選手の多くが戦争にかり出され、
選手不足で試合が組めなくなった。
 「だったら女を選手にすればいい」というわけで、女だけの全米女子プロ野
球リーグ(AAGPBL)が急きょ発足する。

 コレ、ちょっとフィクションっぽいけど、ちゃんとした歴史上の事実。ため
しに『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社、福島良一著)なんて本をパラ
パラやったらしっかり出ていた。
 1943年にシカゴ周辺に4チームが設立され、11年間も続いたんだって。
この女リーグを舞台にした野球映画が『プリティ・リーグ』。

 私の勝手なイメージだが、アメリカの球場の観客というと、ホットドッグ片
手にビールをグビグビやってるとんでもないデブがまず頭に思い浮かぶ。日本
でも、テレビでナイター観戦といえばエダマメとビールが欠かせない気がする。
そう、野球といえばビール!なのだ。
 そこで、何年か前に『プリティ・リーグ』がテレビ放映されたときには、私
もビールをグイグイあおりながら観てみることにした。

 というわけでこの作品、けっこうグルングルンに酔っ払って観たんであんま
り細かいところまでは覚えていないんだけど(笑)、いやあなかなか盛り上が
った。涙あり笑いありって感じで。

 まず、プレーが華やかにショーアップされてるのが女リーグの楽しいところ。
 例えば――。マドンナ扮する外野手が自分がかぶっていた帽子をサッと脱い
で、そいつでフライをスポンとキャッチ、客席の拍手にポーズをとって応える、
なんてシーンがあったな。
 飲みながら観てると、こういうシーンで思わず一緒に拍手しちゃったりする
んだよねえ。

 かといって、選手たちは決してオフザケ半分でプレーしているわけではない。
なかには「女リーグを足がかりにしてスターになりたあい」なんて娘もいるん
だけど、それはそれ、みんな心の底では野球に対する真剣で熱い思いをたぎら
せているのだ。
 ついついテレビに向かって声援を送りたくなってしまう(これも酔っ払って
るせいか)。

 でもさ、観客やプロモーターなんかは、女リーグを男の野球の代用品ていど
にしか考えてないんだよね、結局は。そこんとこがなんだかすごく切ない。
 戦争が終わって男たちが帰ってくると、"しょせんはイロモノ"ってことな
のか、女野球は次第にすたれていってしまう。

 だから、バアさんになったかつてのプレイヤーたちが再び集まるラストは泣
けた。時代の彼方に消え去ってしまった夢。熱い思い出。
 酒のせいもあって、ちょっとセンチメンタルにホロリ。

 ノリがよくなるせいか、飲みながら映画を観るとすごく楽しい。なんてこと
ないシーンにもいちいち泣いたり笑ったり、ものすごく感動できる。――でも
飲みすぎは厳禁。

 『ダイ・ハード3』(95年)の先行オールナイトを酔っ払って観たときに
は、グテングテンだったせいで始まって5分もたたないうちにスヤスヤ。爆発
シーンのときだけ、大音響にビクッ!と一瞬だけ目を覚まして、またすぐに夢
の中へ・・・。1800円をドブに捨てた気分でした。何と言うか、まあ・・・
アホですねえ。



  Text by 輝 2002/9/12  メールマガジン掲載




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