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| タイトル: |
スペース・カウボーイ |
| 原題: |
Space Cowboys |
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(2000年、米) |
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| 監督: |
クリント・イーストウッド |
| 出演: |
クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー 他 |
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昨年4月、カリフォルニアの大富豪が宇宙旅行に行ったというニュースがあ
った。
金さえ出せば誰でも宇宙に行ける、それが現代。しかし、私が子どものころ
はまだ、「宇宙飛行士には選ばれたエリートしかなれない」というイメージが
あった。
宇宙飛行士は、ロケットを操縦するという点では男の子の永遠の憧れ「パイ
ロット」みたいな職業だし、未知の世界を探索する「探検家」という側面もあ
る。最先端のテクノロジーに精通した「科学者」であり「技術者」であり、厳
しい訓練に耐えうる頑健な肉体と運動能力も備えている。まさにスーパーマン
だ。
子どものころの私は、こりゃ自分には無理だわ、と一瞬で宇宙飛行士の夢を
あきらめた。根性ねえなあ(笑)。
「スペース・カウボーイ」は、そんな私とは違う、根性のカタマリのような
ジジイどもの話である。
主人公のフランク(クリント・イーストウッド)はもういい歳したジジイで
ある。若いころは空軍のテストパイロットだった。アメリカ最初の宇宙飛行士
になる夢を抱いていたが、実現寸前で頓挫した苦い過去がある。
そんな彼のもとに突然NASAからの協力要請が舞い込む。フランクがかつ
て設計した部品が使われているロシアの衛星が墜落しそうだというのだ。大惨
事を避けるためにはフランクのアドバイスが絶対不可欠。
フランクの指導のもと、現役の若い宇宙飛行士を宇宙に派遣して衛星を修理
する、というのがNASAの計画。しかし、フランクが協力の条件として持ち
出したのは、自分とかつての3人の仲間たちが自ら宇宙へ赴くことだった・・。
フランクと仲間たちはNASAを脅したりダマしたり、あらゆる手を使って若
き日のリベンジを果たそうとする。
・・いやはや、まったくとんでもないワガママジジイどもだ。でも、かわい
らしいというか稚気愛すべきというか、とにかく熱い心意気だけは感じられる。
テレビによく出るような政治家だの大企業のトップだののせいか、ジジイと
いうと、自分のことは棚に上げて若者に説教するイヤ〜なイメージしか持って
いない私。だが、この映画のようなジジイたちなら大歓迎だ。
だいたい、「若者は失敗を恐れず、もっと冒険すべきだ」なんて無責任なこ
とを言うジジイにロクなのはいない。若者はまだまだ先が長いのだ。慎重にな
って何が悪い。老い先短い(スミマセン)老人こそ、失敗を恐れず冒険すべき
だ。この映画のホーク(トミー・リー・ジョーンズ)のように。
・・・なんて、自分が老人になった時にも同じことが言えるようになりたい
もんですな。
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| Text by 輝 |
2002/3/2 メールマガジン掲載 |
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