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アロマテラピーの歴史

 アロマテラピーという言葉が生まれたのは20世紀前半のことですが、人と香りのつながりは非常に古く、古代エジプト時代までさかのぼります。

 すでにこの時代から、ミイラを作るときの防腐剤、医療行為、香水として、植物の成分や香りが使用されていたことが文献で確認されています。同様のことはメソポタミアやギリシャでも行われておりました。
 また、中国やインドでも宗教的儀式の1つとして香りが活用されてきました。

 11世紀になると、エッセンシャルオイル(精油)の代表的な抽出方法である水蒸気蒸留法が確立し、また、17世紀のペスト大流行の際には、部屋の消毒のために芳香浴が利用されました。

 民間療法として着実に発展をとげてきた芳香療法ですが、19世紀になると西洋医学の発展の影に隠れて徐々に衰退していきます。

 しかし、20世紀になると、フランスでは、ジャン・バルネらにより主に精油の薬理作用に関する研究がなされ、またイギリスでは、マルグリット・モーリーやロバートティスランドにより、こころとからだのバランスをはかるホリスティック(=包括的)医療としての研究がなされ、アロマテラピーは学術的に発展をとげていきます。

 日本においてアロマテラピーが普及しはじめたのは、90年代前半のこと。
 ストレス社会に生きる現代人に安らぎを与えるものとして、アロマテラピーは今後ますます注目を集めていくことでしょう。